近年の異常気象は、房総半島に何度も試練を与えてきた。これに対し、県が打ち出したのは「待つ行政」からの完全な脱却だ。2026年現在、県内全域をカバーするリアルタイム被災状況把握システムが本格稼働を始めている。
インフラの破損箇所や道路の冠水状況をドローン群が自動巡回して検知し、AIが即座に被害規模を予測。これにより、従来の河川監視カメラや住民通報だけに頼っていた時代と比べ、初動の救助ルート確保にかかる時間は大幅に短縮された。停電対策としても、自立型マイクログリッドの整備が地域ごとに進み、災害に強い強靭な県土づくりが実を結びつつある。