かつて社会現象を巻き起こした『セカンドバージン』(2010年)は、最高視聴率11.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録し、鈴木京香と長谷川博己の熱演が大人の恋愛ドラマブームを牽引しました。しかし、現在のドラマ10は単純な世帯視聴率の数字だけでは測れません。録画視聴率や配信再生数、ソーシャルエンゲージメントにおいて圧倒的な数字を残すNHKドラマ10歴代最高傑作が数多く誕生しています。
編集部が特におすすめする歴代の珠玉作は以下の通りです。
■ 『正直不動産』シリーズ(主演:山下智久)
嘘のつけなくなった不動産営業マンが、カスタマーファーストの本質に迫る痛快コメディ。不動産業界のリアルな裏側を描いた実用性とエンタメ性のバランスが絶妙で、続編やスペシャル版が制作される看板シリーズへと成長しました。
■ 『トクサツガガガ』(主演:小芝風花)
特撮オタクであることを隠して生きるアラサーOLの日常をユーモラスかつ切実に描き、全オタク層から熱烈な共感を獲得。劇中特撮の異次元な作り込みでも大きな話題を呼びました。
■ 『透明なゆりかご』(主演:清原果耶)
町の産婦人科を舞台に、命の誕生だけでなく中絶や遺棄といった影の部分にまで誠実に向き合った重厚なヒューマンドラマ。当時十代だった清原果耶の圧倒的な演技力が各方面から激賞されました。
■ 『燕は戻ってこない』(主演:石橋静河)
桐野夏生の傑作小説を映像化し、代理母出産をめぐる女性の身体と欲望、格差社会のグロテスクな現実を生々しく抉り出した衝撃作。文化庁芸術祭大賞など数々の栄冠に輝きました。