事件の発端は、被害者である男子大学生と八木原亜麻被告との間の交際トラブルでした。被害者を江別市内の公園に呼び出し、そこに友人である川村葉音被告や当時16〜18歳の少年グループが合流。夜間にわたって凄惨な集団暴行が加えられ、被害者は低体温症および外傷性ショック等により命を奪われました。
捜査段階では犯行の重大性と計画性の有無が慎重に調べられ、精神鑑定などを通じて刑事責任能力と起訴内容の精査が進められました。その結果、善悪の判断能力や行動制御能力に重大な障害はなかったとして、両被告ともに完全な刑事責任能力を問える状態で起訴されています。
取り調べの進展に伴い、当初の傷害致死容疑から、被害者の身ぐるみを剥ぎキャッシュカードを奪ってコンビニのATMで現金を不正に引き出した容疑(強盗致死または強盗強姦・窃盗等)への訴因変更や追起訴が行われた点が、本件の量刑を大きく引き上げる要因となっています。