作中最大の戦争である第四次忍界大戦では、薬師カブトの手によって暁のメンバー(長門、イタチ、サソリ、デイダラ、角都)をはじめとする歴代の強者たちが次々と「穢土転生」で蘇り、忍連合軍を脅かしました。しかし、そこに飛段の姿だけはありませんでした。
飛段が穢土転生されなかった背景には、明確な2つの決定的要因が存在します。
第一の理由は、「遺体情報(DNA)の入手が物理的に不可能だったこと」です。飛段が埋められた「奈良の森」は木ノ葉隠れの里の厳重な警戒地域であり、奈良一族の鹿たちが見張る結界内です。潜入のプロであるカブトや白ゼツであっても、人目を避けて深さ数十メートルの穴を掘り起こし、肉片を回収することは極めて困難でした。
第二の理由は、大戦が勃発した時点において「飛段がまだ完全に死にきっていなかった(あるいは肉体が腐敗の途上だった)」というタイムラグ説です。穢土転生はすでに死んでいる魂を現世に呼び戻す術であるため、仮に土中で微かに生命活動が残っていた場合、術の対象外となります。なお、テレビアニメ版のオリジナルエピソード『力-Chikara-』では、カブトが飛段の血液サンプルから生成した「疑似的な蛇のクローン飛段」が登場しましたが、本人の魂が召喚されたわけではありませんでした。