旅の失敗を防ぐためには、現地特有の地理条件やインフラの制約を事前に知っておく必要があります。ネット上の情報で軽視されがちな3つの盲点を提示します。
盲点1:「新八代駅」と「八代駅」は全く別の駅である
九州新幹線の停車駅である「新八代駅」と、JR肥薩線や肥薩おれんじ鉄道が乗り入れる在来線の中心「八代駅」は、約3キロメートル離れています。徒歩での移動は困難であり、在来線乗り換えやバス、タクシーの利用が必須です。「駅前でレンタカーを借りるつもりだったが店舗が別の駅だった」「待ち合わせ場所を間違えた」というトラブルが頻発しているため、予約時は駅名の確認を怠ってはなりません。
盲点2:五家荘へのアクセスは「酷道」レベルの山道が含まれる
旅行サイトで「手軽に行ける大自然」と紹介されることの多い五家荘ですが、国道445号線をはじめとするアクセス路は、ガードレールすれすれの断崖や、対向車との離合(すれ違い)が困難な狭隘路が連続します。運転初心者が大型ミニバンで突入すると立ち往生する危険があります。秋の紅葉シーズンは交通量が増加するため、運転に自信のないドライバーは慎重な判断が求められます。
盲点3:日奈久温泉街の「夜の飲食店」は極めて限られる
日奈久温泉は湯治場としての性格が強く、夕方17時を過ぎると多くの商店や軽食処が店を閉めます。日帰り温泉を楽しんだ後に温泉街でディナーを食べようと計画していると、「開いている店が見つからない」という事態に陥りがちです。夕食を外食にする場合は、八代駅周辺の繁華街(本町アーケード周辺)まで戻るのが賢明な立ち回りです。