幼少期の松本家は、決して裕福ではなかった。尼崎の小さな長屋で育った兄弟。そんな過酷とも言える環境が、彼らのユーモアと絆を育んだ。「弟は昔から観察眼が鋭く、周囲をじっと見ている子だった」と隆博氏は語る。大人になった今でも、二人の間には言葉にせずとも通じ合う独特の距離感がある。
近年、エンターテインメント業界を取り巻く環境が激変する中でも、兄弟の絆が揺らぐことはない。プライベートで顔を合わせた際には、互いの近況や健康を気遣うごく普通の兄弟の会話が交わされるという。メディアで見せる鋭い眼光とは異なる、実の兄だけが知る松本人志の素顔。そこには、常に家族を思いやる一人の人間としての温かみが溢れている。