ロピアの快進撃を支える最大の原動力は、徹底したコスト抑制とスピードを両立させた「居抜き出店」戦略にある。イトーヨーカ堂や西友といった高度経済成長期を支えた巨大チェーンが構造改革のなかで手放した物件を、ロピアは即座に買い取り、最短数ヶ月の突貫工事で自社店舗へと仕立て直す。
新築で店舗を建てる場合に比べ、初期投資は数分の一で済む。建物自体の骨格や駐車場インフラをそのまま流用し、内装や売り場レイアウトだけに集中投資することで、驚異的な投資回収スピードを実現しているのだ。かつて地域のシンボルだったスーパーが消え、落胆していた地元住民にとって、彗星のごとく現れて売り場を活気づけるロピアの存在は、まさに救世主のように映っている。