宝塚歌劇団を退団後、活動の場を東宝の舞台へと移した彼女は、喜劇から本格的な人間ドラマまで幅広い役柄を自在にこなす名女優として不動の地位を築いた。とりわけ代表作として知られる舞台『売らいでか!』では、逞しくも愛らしいヒロイン像を見事に体現し、通算公演回数1000回を超える空前の大ヒットへと導いた。
また、テレビの世界でもその才気は遺憾なく発揮された。長年にわたりお茶の間に親しまれた『新・女検事 霞夕子』シリーズでは、知性と人間味を兼ね備えた女検事役を熱演。鋭い洞察力で事件の真相に迫る姿は視聴者を釘付けにし、日本のテレビドラマ史に燦然と輝く代表作となった。