福岡に移籍してからの指原莉乃の巻き返しは、日本のアイドル史に残る伝説となりました。後輩メンバー一人ひとりの個性を見出し、劇場のセットリストやMCの構成まで提案するなど、持ち前のプロデュース能力を発揮してHKT48を瞬く間に全国区の人気グループへと成長させました。
そして移籍から1年後の2013年6月、「第5回AKB48選抜総選挙」。日産スタジアムの大観衆が見守る中、誰もが予想しなかった歴史的瞬間が訪れます。
絶対的エースだった大島優子らを抑え、指原莉乃が15万570票という圧倒的な得票数で史上初の総選挙1位に輝いたのです。スキャンダルで失脚したアイドルが、ファンの熱狂的な支持によってグループのセンターに返り咲くという前代未聞の大逆転劇でした。
この1位獲得によってセンターを務めた楽曲『恋するフォーチュンクッキー』は、社会現象となる国民的メガヒットを記録。その後も指原は2015年から2017年にかけて前人未到の総選挙3連覇を達成し、名実ともにAKB48グループの絶対的女王として君臨することになりました。