『女王の教室』の深みを生み出していたのは、子どもたちを取り巻く大人たちの葛藤と、スペシャル版で真矢の過去に関わった重厚なキャスト陣の存在でした。
真矢の対極に位置する理想主義の若手教師・天童しおり役を演じた原沙知絵は、その後も数々のサスペンスドラマや情報番組で活躍。落ち着いた大人の女性としての魅力を発揮しています。また、真矢を陰ながら見守る並木平三郎先生役の内藤剛志は刑事ドラマの主役として今なお第一線を走り続け、校長・近石賢治役を演じた泉谷しげるも音楽・バラエティ・俳優業で健在のバイタリティを見せています。
2006年に放送されたスペシャル版(エピソード1・2)で、若き日の真矢(再教育を受ける前の純粋な教師時代)が対峙した問題の教え子・池内愛の後日談を演じた戸田恵梨香や、真矢の元夫・富塚保彦役の生瀬勝久など、スペシャル版の出演者たちも現在の日本エンタメ界を牽引するトップランナーへと成長を遂げました。和美の姉・神田優矢を演じた夏帆もまた、映画界で日本アカデミー賞を受賞するなど、本格派女優としての地位を盤石にしています。