個人のタイムラインや動画配信で、性生活の頻度や具体的な営みの内容、あるいは「レス」の経過を事細かに記すアカウントが目立つようになりました。かつては匿名掲示板の片隅でひそやかに語られていたテーマが、今や実名に近いインフルエンサーや子育て世代のアカウントによって堂々と発信される時代へと変化しています。
このブームの引き金となったのは、ある既婚女性が投稿した「結婚5年目の夜の営み再開記録」でした。長年途絶えていた夫婦関係をどのように修復したのか、会話のやり取りからスキンシップの段階まで克明に記された投稿は、公開直後から爆発的な拡散を記録しました。「誰にも言えなかった悩みの答えがここにある」という安堵の声が寄せられる一方で、「配偶者のプライバシーを娯楽として消費させている」という厳しい批判も噴出し、瞬く間にトレンド入りを果たした経緯があります。
表面的なキラキラした日常よりも、泥臭くリアルな生活実態を求めるインターネットユーザーの心理が、こうした赤裸々な告白を後押ししているのは間違いありません。タブー視されてきた寝室の話題が、共感と論争の双方を巻き込む巨大コンテンツとして消費されています。