旅行予約サイトのレビューを精査すると、総合評価では4.4〜4.6点(5点満点中)という高水準を記録しているにもかかわらず、なぜ一部で「最悪」という極端な言葉が使われるのでしょうか。現場の利用実態と宿泊記ブログ等の分析から、主に3つの構造的な不満要因が浮かび上がってきます。
第1の要因は、繁忙期におけるパブリックスペースの混雑と待機ストレスです。客室数339室を誇る大規模リゾートであるため、7月〜8月の夏休みや大型連休には、朝食ビュッフェ会場で30分以上の入店待ちが発生したり、チェックイン・チェックアウト時にフロントへ長蛇の列ができたりすることがあります。特にエレベーターの待ち時間に対する不満は、高層階の宿泊者を中心に散見されます。
第2の要因は、温泉や一部プールの有料利用システムに起因する心理的ギャップです。一般的に1泊数万円のリゾートホテルでは大浴場が無料開放されているケースが多い中、ホテルモントレ沖縄の天然温泉「スパ パティオ」や屋内プールは、一部の高価格帯フロア宿泊者を除き大人1名あたり1日1,500円〜2,000円前後の施設利用料が発生します。この課金システムを現地で初めて知り、「宿泊料金を払っているのに追加料金を取られた」と不満を抱く利用者がネガティブな口コミを投稿する傾向があります。
第3の要因は、「全室オーシャンビュー」という表記に対する期待値のズレです。ホテルはV字型の配棟構造を採用しており、すべての部屋から海を望むことができますが、3〜4階などの低層階や建物の内側に位置する客室では、ガーデンプールや近隣の構造物が視界に入りやすく、思い描いていた「見渡す限りの地平線」とは異なるアングルになる場合があります。こうした事前の認識不足が、低評価の引き金となっているのが実情です。