宿泊業界における受け入れ態勢の進化は目覚ましい。単に「小型犬1頭まで同室宿泊可能」とする旧来のスタイルから脱却し、建物設計の段階から犬目線で開発されたドッグフレンドリーホテルが各地で話題を呼んでいる。
客室床材には滑りにくく粗相の掃除が容易な特殊コーティング素材が採用され、足洗い場や愛犬専用のマイクロバブル温泉、プロ仕様のブロー設備まで完備する施設がスタンダードになりつつある。さらに、屋外の広大な天然芝だけでなく、雨天でも思い切り走り回れる全天候型インドアドッグランを併設するリゾートが急増した。
アジリティ(障害物)を備えたプレイスペースや、他の犬が苦手な臆病な性格の子のための「プライベート貸切エリア」など、多様な犬種や個性に配慮した空間設計が、満足度の高い滞在を支えている。