彼を語るうえで外せないのが、かつて爆発的な人気を博したグループ「シブがき隊」での活動だ。当時はジャニーズ事務所の看板男性アイドルとして、日本全国に大ブームを巻き起こした。歌番組やバラエティ番組を駆け抜けた若き日の経験が、現在のエンターテインメント感覚の基盤となっている。
過密なスケジュールと熱狂的な歓声の中で培われたのは、臨機応変に対応する直感力と、視聴者を飽きさせないセルフプロデュース力だった。アイドルとしての華やかな脚光を浴びながらも、常に舞台裏の構造やカメラの動きに意識を向けていたという。その冷徹なまでの客観性が、のちの転身を支える決定的な力となった。