神戸・三宮駅周辺は今、100年に一度とも言われる大規模な再開発の真っ只中にある。高層ビルが立ち並び、最新のAIを駆使したスマートシティへと変貌を遂げる街並み。しかし、その華やかさの足元、地下街には全く異なる時間が流れている。近代化の波が押し寄せるからこそ、人々は本物の「人間味」を求めているのかもしれない。
洗練されたガラス張りのカフェが増える一方で、コンクリートの壁に囲まれた地下食堂街の熱気は衰えるどころか、むしろ増している。便利さと引き換えに失われつつある、昭和の泥臭さと温かみがそこには残されているからだ。