「おしどり夫婦」と呼ばれる村井国夫と音無美紀子ですが、その道のりは決して平坦なことばかりではありませんでした。幾度となく訪れた生命の危機を、二人は強い信頼と献身で乗り越えてきました。
最初の大きな試練は、1988年に音無美紀子を襲った乳がんの発覚でした。当時まだ30代後半だった音無美紀子は深い絶望に直面しましたが、夫である村井国夫は仕事をセーブしながら妻を精神的・肉体的に全力でサポート。全摘手術と長期の闘病生活を乗り越える原動力となりました。
後年、今度は村井国夫が大きな健康危機に見舞われます。2019年には舞台公演中に軽度の心筋梗塞を発症し、さらに2026年には新型コロナウイルスに感染して一時は集中治療室(ICU)に入るほどの重症に陥りました。この絶体絶命の危機において、妻の音無美紀子は祈り続け、退院後も細やかな健康管理とリハビリを献身的に支え抜きました。
互いが互いの命の恩人であり、最大の理解者であるという壮絶な経験が、二人の絆をより強固なものにしています。