では、創価学会を代表するこの歌はどのような歴史的経緯で生まれたのでしょうか。時計の針を1954年(昭和29年)の春へと巻き戻してみます。
当時、創価学会は第2代会長・戸田城聖氏のもとで急激な拡大期を迎えていました。その中で、組織の牽引力となっていた青年部(男子部)の士気を高め、前進の原動力とするための新しい歌が求められていたのです。当時の青年部員たちが集い、試行錯誤の末に生み出されたのがこの楽曲でした。
作曲にあたっては、当時の音楽担当メンバー(青年部有志)が旋律を練り上げ、後に名誉会長となる若き日の池田大作氏も推敲や普及に深く関わったとされています。「いかなる困難や時代の嵐にも屈せず、堂々と前進する」という当時の青年たちの気概が、タイトルである「威風堂々」の4文字に込められました。