AAAの歴史において、最初の大きな転換点となったのが2017年の伊藤千晃の卒業、事実上の脱退である。男女混合グループという独自のスタイルにおいて、宇野実彩子と伊藤千晃のダブルミューズが放つ華やかさは、グループの最大の武器だった。
結婚と妊娠という人生の大きな節目において、彼女が下した決断は「家庭に入る」ことだけではなかった。のちにライフスタイルブランドのプロデュースやソロアーティストとしての活動を再開した彼女の姿は、女性としての生き方を模索した結果の選択であったことを証明している。しかし、彼女の離脱によってグループのパフォーマンス構成は大幅な変更を余儀なくされ、残されたメンバーへの負担が増加したことは否めない。