諸見里大介の知名度を全国区に押し上げた最大の契機は、テレビ朝日系『アメトーーク!』の人気企画「滑舌悪い芸人」でした。ロンドンブーツ1号2号の田村亮やガリットチュウの福島善成ら名だたるメンバーが揃う中、諸見里の圧倒的な聞き取りにくさと人柄の良さは群を抜いており、「滑舌界の超新星」として視聴者に鮮烈な記憶を植え付けました。
彼のプロフィールと経歴を振り返ると、2004年にNSC大阪校(27期生)へ入学し、川見直通とお笑いコンビ「ハム」を結成。当時は漫才やコントを披露していましたが、諸見里の強烈なキャラクターと発音のせいで「ネタの筋よりも喋り方が気になって漫才が入ってこない」という壁にぶつかります。結果として2011年にコンビ「ハム」は解散に至りました。
解散後、ピン芸人としての道を模索した諸見里は、2012年に吉本新喜劇の「第6届金の卵オーディション」に合格して新喜劇へ入団。この決断が彼の芸人人生を大きく好転させることになります。舞台上で台本通りに喋ろうとしても噛んでしまい、共演者が「なんて言うたんや?」とツッコミを入れる掛け合いは、新喜劇の王道フォーマットと抜群の相性を誇りました。