子どもが誕生した後の生活は、かつての恋人関係とは完全に別物へと変貌します。でき婚におけるその後の夫婦関係が円満に推移するか否かは、産後数カ月間に訪れる激変にどう対応できたかにかかっています。
計画的な結婚であれば、2人きりの新婚生活を通じて生活習慣の擦り合わせを行う時間的猶予があります。しかし授かり婚の場合、婚姻届の提出、新居の選定、出産準備、そして夜泣き対応が雪崩のように押し寄せます。妻側はホルモンバランスの急激な変化と育児疲労により配偶者をケアする余裕を失い、夫側は「家庭内に居場所がない」「妻が冷たくなった」と感じる「産後クライシス」に陥りやすい傾向があります。
2026年現在の労働環境において、授かり婚男性の最新動向にはポジティブな兆候も見られます。男性の育児休業取得が制度的・企業風土的に定着したことで、「最初から育児の当事者として家庭にコミットする男性」が増加しています。最初から過酷な共同作業を強いられる分、夫婦で夜間授乳や家事を分担し、二人三脚で乗り越えたカップルは、一般的な夫婦よりも強固なパートナーシップ(戦友としての連帯感)を築き上げるケースも数多く報告されています。