軽井沢の歴史を紐解くと、文化人や国際的スターとの深い縁に突き当たる。かつて元ビートルズのジョン・レノンは、妻のオノ・ヨーコとともに毎年夏を軽井沢町で過ごし、お気に入りのロイヤルミルクティーを嗜んだとされる。その伝説の味を提供する老舗喫茶や、雲場池周辺の静けさは、今もなお当時の面影を色濃く残している。
一方で、小説『風立ちぬ』で知られる作家・堀辰雄もまた、この地の豊かな自然に心を寄せていた。彼が執筆活動の合間に散策した木々のアプローチは、どこかノスタルジックな情緒を漂わせる。文豪やミュージシャンが思索に耽った空間で味わう一杯は、時空を超えた特別な深みを感じさせてくれる。