高雄市政府観光局が主導する蓮池潭周辺の歴史的建造物保全プロジェクトに伴い、龍虎塔では外壁の色彩復元や耐震補強、構造部材の老朽化対策を目的とした大規模な改修工事が進められてきました。一時期はタワー全体が仮設足場や保護シート、イラスト付きのフェンスで覆われ、「全景が見られない」「写真映えしない」といった声が旅行者の間で広がっていました。
関係機関の公式公報および現地の最新調査によると、外観の主要な修復作業は順次完了フェーズへと移行しており、足場の解体や周辺歩道の整備が段階的に進展しています。ただし、時期や作業区画によっては一部の塔内部への登閣規制や通路の迂回措置が敷かれている場合があるため、完璧な景観を求める方は現地の公式告知を注視しておく必要があります。
仮に一部エリアで補修作業が継続している場合であっても、龍と虎のトンネル内部に精緻に描かれた「二十四孝子」や「十殿閻羅王(地獄の裁判官)」の陶器レリーフ(交趾焼)、および蓮池潭を取り囲む湖畔の豊かな風情は十分に体感可能です。工事の有無にかかわらず、伝統工芸の粋を集めた宗教美術としての価値が損なわれることはありません。