岐阜弁一覧|他県に通じない方言の意味や美濃・飛騨の違いを徹底解説

岐阜弁一覧|他県に通じない方言の意味や美濃・飛騨の違いを徹底解説

岐阜弁一覧|他県に通じない方言の意味や美濃・飛騨の違いを徹底解説に関する最新のニュースを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

他県出身者との会話で最もズレが生じやすいのが、共通語にも存在する単語にまったく異なる意味が割り当てられている岐阜弁です。代表格である「机をつる」と「えらい」について、そのメカニズムを紐解きます。

岐阜県内の小中高校で日常的に行われる掃除の時間、「そこの机、つって!」という指示は極めて自然に交わされます。しかし、他県出身者にとって「つる」は「吊り下げる」や「(足が)攣る」を連想させるため、宙にロープで吊るすのかと混乱を招くケースが後を絶ちません。岐阜弁における「机をつる」の意味は「机を持ち上げて移動させる・運ぶ」です。「引きずらずに二人で息を合わせて持ち上げる」という丁寧な所作が語源に含まれており、学校教育の現場で深く浸透した生活方言の筆頭です。

もう一つの代表例である「えらい」は、人物の功績や地位が高いことを指すのではなく、「身体がだるい、疲れた、苦しい」という体調不良や疲労を表す形容詞として用いられます。「今日は残業続きで本当にえらいわ」「熱があってえらい」といった使い方は、美濃・飛騨の両地域のみならず東海地方全域で広く共有されています。他県で「私、今すごくえらいの」と口にすると、自画自賛していると誤認されるリスクがあるため注意が必要です。

さらに、乗り物や日常の動作に関しても独自の語彙が存在します。東海エリアを象徴する「けった」は自転車を指し、変速ギア付きの自転車は「けったくり」「ギアけった」などと細分化されます。ペダルを「蹴り倒して」進む動作に由来するとされるこの言葉は、若年層から高齢層まで極めて高い使用率を誇ります。

また、物が散らかっている様子や雑な扱いを指す「だだくさ」(例:「部屋をだだくさにしちゃかん」「だだくさに使うな」)や、熱湯やお風呂などが煮えたぎるほど熱い状態を示す「ちんちこちん」(例:「やかんがちんちこちんに湧いとる」)など、感情や五感をダイレクトに伝えるオノマトペ的方言も、他県民を驚かせる代表格です。

阿部 裕樹
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阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。