現在の店舗展開を俯瞰すると、流行発信地における実験的展開から、実利的な商圏へのシフトが明確に読み取れます。象徴的な拠点がCoCo都可 渋谷店とCoCo都可 秋葉原店です。
渋谷エリアでは、若者がインスタ映え目的で長蛇の列を作っていたセンター街周辺の過密期を経て、より実需とインバウンド・オフィスワーカーの動線が交差する位置へ機能が集約されました。かつて見られた1時間以上の待機列は解消された一方、モバイルオーダーやデリバリーを活用して日常的にオフィスへまとめ買いする層が定着し、平日の昼下がりから夕方にかけて途切れることなく注文が入る光景が日常化しています。
一方、カルチャー発信地である秋葉原店は、独特の強さを発揮しています。アニメ・ホビー層や観光客だけでなく、長時間街を歩き回る散策者にとって「片手で高カロリーと糖分を同時に補給できるドリンクスタンド」としてのポジションを確立しました。現地観察でも、買い物袋を抱えたコアなファン層や海外からの訪日トラベラーが、迷わずカウンターで自前の定番カスタムを告げる姿が日常風景となっています。