都田川堤防桜並木の真骨頂は、堤防天端(てんば)の遊歩道を歩いたときに視界一面に広がる「都田川 桜のトンネル」です。樹齢を重ねたソメイヨシノの大木が両脇から枝を伸ばし、頭上で交差するアーチは息をのむ美しさを誇ります。さらに堤防の法面には鮮やかな黄色の菜の花が自生し、淡いピンクと鮮烈なイエロー、そして青空の三層のコントラストが写真映えスポットとして高い人気を集めています。
日中の爽快なパノラマから一変、夕暮れを迎えると夜間ライトアップが点灯します。例年の点灯時間は18:00〜21:00頃。並木沿いに連なる提灯(ぼんぼり)や投光器の灯りが花弁を照らし出し、川面に揺らめく夜桜の影が妖艶な空間を創出します。都会のライトアップのような過度な人工光ではなく、静かな水辺の自然と調和した素朴で温かみのある灯火が、訪れる人々の旅情を深く刺激します。