除籍になった場合、在学中に修得した単位がすべて消滅してしまうのかという不安を抱く方は少なくありません。実務上の扱いを正しく把握しておく必要があります。
原則として、正規の試験や評価を経て修得が認められた単位の記録そのものは大学側に保管されます。大学から完全に存在を抹消されるわけではなく、除籍者向けに「単位修得証明書」や「在籍期間証明書」の発行を行っている大学が大多数を占めます。ただし、大学によっては学費未納期間がある場合、未納分を清算しない限り各種証明書の発行を停止する運用をとっているケースもあるため注意が必要です。
これらの単位は、将来の選択肢を広げる大きな武器になります。例えば、別の4年制大学への「編入学試験(2年次・3年次編入)」や短期大学・専門学校への入学時、過去に取得した単位を認定・引き継ぎできる制度が存在します。また、同じ大学に再び学び直す「再入学」制度を利用する場合でも、過去の修得単位が免除対象としてカウントされる道が残されています。