看護学生にとって、ムーアの分類は国家試験における必修・一般問題の得点源です。厚生労働省の出題基準においても、周術期生体反応の項目で繰り返し問われています。
過去問で問われる核心的な論点は極めてシンプルで、以下の対比構造に集約されます。
- 第1相(傷害期):「異化作用」「負の窒素バランス」「高血糖」「アルドステロン・ADH分泌亢進による水分・Na貯留(乏尿)」
- 第2相(転換期):「利尿期」「窒素バランスの改善(平衡へ)」「食欲・離床意欲の回復」
- 第3相(筋力回復期):「同化作用」「正の窒素バランス」「タンパク質合成」
この4相の名称と順番を確実に覚えるためのムーアの分類覚え方ゴロとして、受験生の間で語り継がれている王道の語呂合わせがこちらです。
💡 必勝暗記ゴロ:「昇天禁止(しょう・てん・きん・し)」 ・昇(しょう):第1相 傷害期(傷つき耐える時期)
・天(てん):第2相 転換期(天候が好転し利尿が始まる)
・禁(きん):第3相 筋力回復期(筋肉を取り戻す)
・止(し):第4相 脂肪蓄積期(最後に脂肪を蓄えて完了)
「手術で患者を“昇天”させては“禁止”だ」というインパクトの強いイメージと結びつけることで、試験本番で緊張していても順番の取り違えをゼロに抑えることができます。