現在、住吉公園を訪れると、随所で進むリニューアルの成果を肌で感じることができる。長年親しまれてきた開放的な広場には、心地よいテラス席を備えたカフェや交流拠点が美しく溶け込み、散策の途中で一息つける環境が飛躍的に整った。歴史ある緑陰と現代的なデザインが共存するその佇まいは、訪れる者の目を引いてやまない。
とりわけ見逃せないのが、住吉大社の壮麗な境内から一歩足を踏み入れた先に広がる隠れたスポット群だ。太鼓橋の賑わいからわずか数分歩くだけで、見事な松林や静謐な花壇、水辺の涼やかな景色に出会える。春の桜、初夏の菖蒲、秋の紅葉、冬の澄んだ木立と、四季折々の表情が訪れるたびに異なる感動を与えてくれる。観光・レジャー産業の視点からも、参拝と公園散策をシームレスに楽しむ回遊ルートは、いま最も注目を集める関西のマイクロツーリズムモデルとして定着しつつある。