街角や店舗頭で見かける手指消毒の光景が定着した一方で、恐ろしい誤認が起きている。市販の塩素系薬剤を薄めて手肌に吹きかける行為だ。断言するが、手指への直接使用は絶対に避けなければならない。
次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性を示し、人体の主成分であるタンパク質を容赦なく加水分解する。皮膚に触れた瞬間に細胞の角質層を溶かし、重篤な化学熱傷やアレルギー性皮膚炎を誘発するリスクが高い。厚生労働省も手指消毒用途としての使用を一切認めておらず、あくまで「環境・物品の除菌」に限定された薬剤であることを強く警告している。