尾崎世界観がつむぐ、ヒリヒリとした日常の毒と愛。一方で、あいみょんが描く、どこか懐かしくも生々しい青春の情景。この二人の言葉選びには、共通する「人間臭さ」がある。どちらも綺麗事だけでは終わらせない、人間のドロっとした部分をポップスに昇華させる天才だ。
彼女の最近の楽曲に漂う、少し影のある男性的視点。そして、クリープハイプの楽曲に見られる、繊細でどこか愛おしい女性の揺らぎ。リスナーはそこに、無意識の共鳴を感じ取らずにはいられない。直接的なコラボレーションはなくとも、作品を通じて対話しているかのような錯覚を覚えるのだ。