日本におけるモータリゼーションの波をいち早くとらえ、車に乗ったままハンバーガーを買うという画期的なスタイルを持ち込んだ場所。それが、ここ箕面でした。1970年代後半、日本マクドナルドホールディングス株式会社の前身である日本マクドナルドを率いた伝説の経営者・藤田田(ふじた でん)氏は、アメリカ本社の創業者レイ・クロックのビジネスモデルを日本流にアレンジし、「日本初ドライブスルー1号店プロジェクト」の主要拠点として箕面の地を選び抜きました。
当時の日本の道路事情や車社会への適応には懐疑的な声もありました。しかし、藤田氏は大阪府郊外の急速なベッドタウン化とファミリー層の車移動の増加を確信していたのです。箕面での成功が突破口となり、その後全国へとドライブスルー店舗が爆発的に広がるきっかけとなりました。店舗の足元を調べると、日本の外食文化を根底から変えた創業期の熱いエネルギーが今も息づいていることを実感できます。