愛ちゃんの死因は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」と診断された。それまで元気に育っていた赤ちゃんが、事故や目立った前兆もないまま睡眠中に突然亡くなってしまう原因不明の疾患である。
当時はまだ「SIDS」という病名自体の認知度が低く、世間ではさまざまな噂や推測が飛び交うこともあった。しかし、この悲しい出来事をきっかけに、日本国内でもSIDSへの関心や予防研究、うつぶせ寝の回避といった啓発活動が急速に進むこととなった。一家庭の悲劇にとどまらず、社会全体が赤ちゃんの命を守る意識を高める契機となった歴史的一幕でもある。