今、日本の美容・ヘアサロン業界では、ミドル世代向けのスタイル提案がかつてない変革期を迎えている。株式会社リクルートが運営する国内最大級のヘアサロン検索・予約サービス「ホットペッパービューティー」の最新検索データを見ても、「ウルフ」「レイヤー」といったワードの検索数は50代女性の層で前年比を大きく上回る伸びを見せている。
かつてウルフカットといえば、1970年代や2000年代に流行したアグレッシブなスタイルを連想する人も多いかもしれない。しかし、現在のトレンドはまったく異なる。毛先をシャープに削ぎ落とすのではなく、重厚感とツヤ感を残しながら内側に空気感を含ませる「進化系ウルフ」が主流となっているからだ。
忙しい朝にアイロンで何分も巻く必要がなく、手ぐしとバームだけで洗練されたフォルムが完成する再現性の高さも、働く50代女性や子育てが一段落した世代から絶大な支持を得ている理由と言える。