かつて三大夜景といえば函館・神戸・長崎が定番だったが、観光の潮流はより多角的な評価軸を求めている。夜景観光コンベンション・ビューローなどが主導する「日本新三大夜景」の選定では、北九州市、札幌市、長崎市が選ばれるなど、全国各地で独自の魅力磨きが進む。
日本観光振興協会のデータや各種調査が示すように、訪日外国人客によるナイトタイムエコノミーへの関心は急速に高まっている。昼間の観光地巡りから一歩進み、夕暮れから深夜にかけての時間をいかに豊かに過ごすかが、観光・インバウンド産業の成否を分ける鍵となった。
トラベル&ツーリズムの世界的なトレンドにおいて、夜景はもはや副次的な立ち寄り先ではない。滞在時間を延ばし、地域に深い経済効果をもたらす中核コンテンツとして、各地で展望デッキの再整備や夜間アクティビティの開発が急ピッチで進められている。