時代がどれほどデジタル化し、AIやバーチャル映像が世にあふれようとも、生の身体性が持つ圧倒的なバカバカしさとエネルギーには敵わない。ピエール瀧が今回披露したビジュアルは、まさにその真理を体現するかのような迫力に満ちていた。
関係者によると、このプロジェクトは数年前から密かに温められていた企画だという。コンプライアンスや過剰な自粛モードが漂う現代のエンタメシーンに対し、あえて圧倒的なナンセンスをぶつける。言葉による説明を一切削ぎ落とし、ただそこに「ケンタウロスとして佇む」こと自体が、彼なりの強烈な批評精神でありメッセージなのだ。