熱狂は若者のストリートにとどまらない。丸の内や大手町のオフィス街でも、静かな、しかし確実な地殻変動が起きている。リモートワークと出社を組み合わせたハイブリッド勤務が定着した2026年、多くのオフィスワーカーを悩ませているのが、空調管理のアンバランスによる「隠れ足元冷え」だ。
「スーツやオフィスカジュアルの裾から覗かせても違和感がない、極細のシルクカシミヤ混紡モデルが爆発的に売れています」。そう話すのは、都内大手百貨店のバイヤーだ。デスク下に足元ヒーターを置く必要がなくなり、節電意識の高い企業のバックオフィスからも支持を獲得。パンツスタイルの中に忍ばせても響かない超薄型設計の製品は、30代〜50代のビジネスパーソンを中心に「冬の必需品」として定着した。