20世紀少年「ともだち」の正体とは?歴代の黒幕と原作・映画の違いを徹底解剖

20世紀少年「ともだち」の正体とは?歴代の黒幕と原作・映画の違いを徹底解剖

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『20世紀少年』を巡る最大の混乱は、「ともだち」という存在が途中で入れ替わっている点に起因します。物語を時系列と人格で整理すると、歴代の「ともだち」は初代・フクベエ(服部哲也)と2代目・カツマタ君(勝俣)の2名が存在します。

まず、物語の序盤から暗躍し、新興宗教団体「ともだち」の教祖として世界を混乱に陥れた初代の正体は、ケンヂの同級生であったフクベエ(服部哲也)です。フクベエは小学生時代から並外れた顕示欲と虚栄心を持ち、自らを「特別な英雄」に見せることに執着していました。1997年に理科室の首吊りトリックで死を偽装し、2000年12月31日の「血のオオミソカ 事件」を自作自演で引き起こして世界を恐怖に陥れます。しかしフクベエは、2014年に旧友のウイルス学者・ヤマネ(山根昭夫)によって小学校の理科室で射殺され、あっけなく命を落とします。

その後、死んだはずの「ともだち」が奇跡の復活を遂げ、世界大統領として君臨する「ともだち暦」の時代を支配したのが、2代目のカツマタ君です。カツマタ君はフクベエの死を利用し、自らが本物の「ともだち」になりすましてフクベエの残した「しんよげんの書」のシナリオを実行に移しました。

この2人の交代劇こそが、読者を長年煙に巻いたトリックの核心です。連載当時のスピリッツ誌上や単行本本編(全22巻)だけでは2代目の素性が曖昧なまま幕を閉じたため、最終章となる『21世紀少年』(上下巻)において、主人公・ケンヂ(遠藤賢知)がバーチャルリアリティの世界で過去の記憶と向き合い、2代目の正体がカツマタ君であることを突き止める構成が取られました。

松本 悠斗
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松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。