綾瀬はるかの出身地は、広島県広島市安佐南区。中心街の喧騒から少し離れ、山あいの穏やかな自然と住宅地が美しく調和する街並みだ。彼女が生まれ育った地域には、古くからのコミュニティが今も色濃く残っている。
芸能界入りする前の本名は「蓼丸綾(たでまる・あや)」。全国的にも極めて珍しいこの苗字は、広島のこの地域にルーツを持つ伝統的な家系に由来する。地元住民に話を聞くと、少女時代の彼女を知る人々は一様に懐かしそうに目を細める。
「子どもの頃から手足が長くて、とにかく足が速い元気な女の子でしたよ。近所の子どもたちと一緒になって野山を駆け回っていて、今のあの優雅な姿からは想像がつかないくらい活発でした」
足腰を鍛えた中学時代の部活動や、豊かな自然の中でのびのびと遊んだ経験。それらすべてが、後のアクションシーンで見せる卓越した身体能力の確固たる基盤となったことは疑いようがない。