極上部位を見抜く職人の焼き技とは!牛タンとホルモンの新常識

極上部位を見抜く職人の焼き技とは!牛タンとホルモンの新常識

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朝4時半、東京都中央卸売市場食肉市場(通称・芝浦)。まだ薄暗い構内で、熟練の仲卸たちが厳しい眼差しで枝肉や内臓の選別を進めている。近年の外食産業におけるタン需要の爆発的増加は、仕入れ価格の高騰を招いただけでなく、市場での争奪戦を激化させた。「特に上質な国産の生タンは、もはや幻に近い」と仲卸業者は語る。

一方、ホルモン焼きの主役である白モツ(小腸・大腸)や赤身系内臓(ハラミ・サガリ)の鮮度管理は、冷却チルド技術と真空パックの進化で飛躍的に向上した。屠畜から数時間以内に徹底した下処理を施された内臓は、特有の臭みが一切なく、澄んだ甘みと弾力だけを残す。芝浦から届くその日の内臓をどう捌き、どう客に届けるか。焼肉店の勝敗は、仕入れルートの開拓と下処理の精度ですでに決まっている。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。