稲田氏の魅力は「タイパ論」だけに留まりません。ポップカルチャーやジェンダー、昭和〜平成のサブカルチャーに関する深い造詣から生まれた著作群も極めて高い評価を得ています。
【稲田豊史氏のおすすめ代表著作】
- 『セーラームーン世代の社会毒』(幻冬舎新書):1990年代に『美少女戦士セーラームーン』に熱狂した少女たちが、成人後に直面した生きづらさや家族観・労働観の変容を鋭く描いた名著。
- 『「こち亀」社会論 超空間都市・東京のリアル』(イースト・プレス):国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の全200巻を緻密に読み解き、両津勘吉の目を通して戦後から現代に至る東京の都市空間と消費社会の変遷を辿る重厚な都市論。
- 『ドラがたり 21世紀のドラえもん論』(PLANETS):藤子・F・不二雄の描いた世界観を多面的に再検証し、21世紀のテクノロジーと人間関係に接続し直した論考。
- 『オトメゴコロスタディーズ 男の流儀は少女マンガから学んだ』(アーツアンドクラフツ):少女マンガを男の生き方の教科書として再解釈した異色作。
また、文春オンライン、現代ビジネス、リアルサウンド、集英社オンラインなどの主要WEBメディアでのコラム連載や寄稿でも、鋭利な切れ味とユーモアを交えた文体を披露しており、カルチャーファンから常に熱い視線が注がれています。