事件が発生したのは、2026年5月25日午後4時25分頃のことでした。現場となった長野県中野市江部の閑静な田園地帯で、「女性が刺された」という110番通報が入ったことから惨劇が幕を開けました。
青木政憲被告(当時31歳)は、散歩中だった近隣の女性2名をサバイバルナイフで相次いで襲撃。その後、通報を受けてパトカーで現場に到着した中野警察署地域課の警察官2名に対し、迷彩服姿で散弾銃(ハーフライフル等)を発砲しました。パトカーの運転席および助手席にいた警察官は至近距離から銃撃を受け、命を奪われる事態となりました。
犯行後、被告は実家である元中野市議会議長の自宅に猟銃を持って立てこもりました。自宅内には一時、母親と伯母が取り残されていましたが、夜間に脱出に成功。警察は現場周辺の半径300メートルを立ち入り規制区域に設定し、住民に屋内退避を呼びかけるなど、一帯は極度の緊張状態に包まれました。
警視庁の特殊部隊(SIT)や長野県警が包囲網を敷くなか、事件発生から約12時間が経過した翌26日午前4時37分頃、被告が自宅から投降し、殺人容疑で身柄を確保・逮捕されました。わずか半日の間に4名もの尊い命が失われる極めて凄惨な結末となりました。