別居報道の直後から、離婚協議は長期にわたる泥沼の様相を呈しました。その最大の争点となったのが「長男の親権」を巡る激しい攻防です。
歌舞伎界の厳格な慣例において、名門の血筋を引く跡取り息子は、将来的に歌舞伎俳優としての道を歩むことが暗黙の了解とされています。そのため、獅童さん側や歌舞伎関係者は跡継ぎとして長男の親権を強く望みました。しかし、竹内さんは「我が子は自らの手で育てる」という強い母としての信念を曲げず、親権だけは一切譲りませんでした。
代理人を通じた約1年半に及ぶ熾烈な話し合いの末、2008年3月にようやく離婚が正式成立。親権は竹内さんが勝ち取り、獅童さんには定期的な面会交流権が認められるという形で合意に至りました。この決着の裏には、愛する息子の健全な成育環境を最優先に考えた獅童さん側の苦渋の決断と配慮もあったと伝えられています。