世界がかつて海に沈んだというベガパンクの遺言は、物語の前提を根底から覆した。そして最新話では、残された最後の古代兵器「ウラヌス」の制御権を巡る攻防が最高潮を迎えている。天竜人が「マリージョア」という遥か高みに住まう理由は、かつての大洪水から逃れた結果であり、彼らは再び世界を水没させようと目論んでいるのだ。
ここで重要な役割を果たすのが「Dの意志」を持つ者たちである。Dとは何を意味するのか。「Desire(望み)」なのか、「Dawn(夜明け)」なのか、あるいは海に沈んだ古代王国の「D(Democracy/半月)」なのか。最新話の描写では、Dの名を持つ者が笑って死を受け入れる理由が、死を超えた「意思の継承」にあることが明示された。彼らは世界が水没する運命を打ち破り、世界を繋ぎ止めるために歴史の裏側で戦い続けてきたのだ。