意識を保ったまま夢をコントロールする明晰夢のコツを応用することで、意図的に体外離脱に類似した変性意識状態を誘導する手法が存在します。安全に体験をコントロールしたい場合は、無用な恐怖心を排除した上で、以下の手順が用いられます。
■ 自宅で試される代表的なステップ:
- マインドフルネスと呼吸法:静かな環境で仰向けになり、全身の力を抜いて呼吸に意識を集中させる。
- 入眠境界状態(ヒプナゴジア)の維持:身体を深くリラックスさせつつ、頭の中では数を数えるなどして意識の覚醒レベルを保つ。
- ロープテクニックなどのイメージ誘導:身体の重みを感じなくなった段階で、頭上から垂れ下がるロープを手繰り寄せるようなイメージを鮮明に思い描く。
もし途中で激しい恐怖やパニックを感じた場合は、安全な戻り方を実践することが極めて重要です。恐怖で暴れようとするのではなく、「足の親指や指先など、小さな部位だけを動かすことに全意識を集中する」あるいは「深くゆっくりとした呼吸を意図的に行う」ことで、脳の運動前野が刺激され、即座に通常の身体覚醒へと引き戻されます。