五番隊の歴史を語る上で避けて通れないのが、歴代隊長である平子真子と藍染惣右介の因縁です。およそ110年前、五番隊隊長を務めていた平子は、当時部下だった藍染の底知れぬ危険性をいち早く察知し、あえて自身の目の届く副隊長に据えて監視していました。しかし、その警戒を嘲笑うかのように藍染の「虚化(ホロウか)実験」の罠に嵌まり、平子は尸魂界(ソウル・ソサエティ)を追われる身となります。
平子の失踪後、五番隊隊長に収まった藍染を狂信的なまでに慕っていたのが雛森桃でした。幼少期からの憧れと信頼を寄せた結果、雛森は藍染の凶刃に倒れ、精神的にも肉体的にも壊滅的なトラウマを負うことになります。空座町決戦を経て藍染が投獄された後、空白となった五番隊隊長の座に戻ってきた人物こそが、かつて藍染の狡猾さにすべてを奪われた元隊長・平子真子でした。