シンガーとしての枠を完全に突破した決定的な出来事が、岩井俊二監督の音楽映画『キリエのうた』(2026年公開)での映画初主演です。路上ミュージシャンとして歌うことでしか声を出せない少女・キリエ役を演じ、劇中で披露した圧巻の歌唱シーンとともに、その映画での演技力は映画界に大きな衝撃を与えました。
同作において彼女は、主題歌を含む劇中歌6曲の作詞・作曲も自ら担当。繊細さと狂気が同居するような憑依型の演技が高く評価され、第47回日本アカデミー賞 新人俳優賞をはじめ、第48回報知映画賞新人賞、第66回ブルーリボン賞新人賞、第78回毎日映画コンクール音楽賞など、名だたる映画賞を総なめにしました。単なる「歌の上手いアイドル出身者」ではなく、本物の表現者・女優としての実力を世に知らしめた金字塔と言えます。