テレビ視聴環境が激変する以前、大河ドラマの視聴率は国民的な関心事でした。ビデオリサーチ調べ(関東地区・世帯)の大河ドラマ歴代視聴率一覧を紐解くと、昭和から平成初期にかけての圧倒的な熱量が浮き彫りになります。
【歴代平均視聴率ランキングTOP5】
1位:『独眼竜政宗』(1987年)/ 39.7%
2位:『武田信玄』(1988年)/ 39.2%
3位:『春日局』(1989年)/ 32.4%
4位:『赤穂浪士』(1964年)/ 31.9%
5位:『おんな太閤記』(1981年)/ 31.8%
歴代最高平均視聴率を誇る『独眼竜政宗』に続く『武田信玄』(中井貴一主演)は、瞬間最高視聴率で驚異の49.2%を記録。また『春日局』は、初回視聴率が14.3%と低調なスタートだったものの、橋田壽賀子による骨太なホームドラマ要素が共感を呼び、最終的には平均32.4%まで数値を伸ばすという伝説的なV字回復を果たしました。
現代においてはリアルタイム世帯視聴率のみで作品価値を測ることはできません。録画再生によるタイムシフト視聴率や、NHKプラス等の同時・見逃し配信の普及により、総合視聴率やエンゲージメント(SNSでの反響)が新たな評価指標となっています。