設定温度を無理に変えずに体感温度をコントロールし、電気代を劇的に削るテクニックとして「サーキュレーターの併用」と「除湿機能の選別」があります。
空気は「暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ」溜まる性質を持ちます。冷房時はエアコンの対角線上にサーキュレーターを置き、エアコンに向けて斜め上に送風して冷気を循環させると、部屋全体の温度ムラが解消されます。肌に微風が当たることで体感温度が約1度下がり、設定温度を1度上げても同じ涼しさを得られるため、月間で約10%前後の電気代削減が狙えます。
さらに見落としがちなのが除湿モードの仕組みです。除湿には主に以下の2種類が存在します。
1つ目は「弱冷房除湿」で、水分を冷やして結露させて排出するタイプです。これは通常の冷房よりも消費電力が少なく、電気代も安く済みます。
2つ目は「再熱除湿」で、冷やした空気をわざわざ暖め直して室内に戻す方式です。部屋が冷えすぎないメリットがあるものの、冷房以上の電力を消費するため電気代は最も高くなります。
梅雨時や真夏に電気代を抑えたい場合は、取扱説明書で自宅のエアコンがどちらの方式かを確認し、「弱冷房除湿」または「通常の冷房運転」を選択するのがコストパフォーマンスを高める鉄則です。