チームを指揮する増本浩平監督の手腕が、ここへきて大きな実を結んでいる。就任以来、ハードワークと迅速な攻守の切り替えを徹底的に叩き込んできた指針は、選手たちの自律的な判断力として結実した。相手のプレッシングをいなすビルドアップの精度向上と、奪われた瞬間の素早い撤退・プレスバックの連動性は、リーグ屈指の完成度を誇る。
「球際の強度とボディコンタクトで負けないこと」。指揮官が繰り返し説いてきたベースの徹底が、終盤戦の苦しい時間帯に耐え抜き、勝ち点を引き寄せるゲーム展開を生み出している。ベンチを含めた20名近い選手層の厚みと、途中で投入されるジョーカーの役割分担が明確化されたことも、長いシーズンを戦い抜く上での強力な武器となっている。