本郷キャンパスのシンボル、安田講堂。その地下に広がる中央食堂は、まさに東大食文化の心臓部だ。ドーム状の天井に響く食器の音と人々の会話。ここで長年愛され続けているのが、ピリ辛の餡(あん)が自慢の「赤門ラーメン」だ。もやしが山盛りに載った一杯は、時代が変わっても学生たちのソウルフードであり続ける。
だが、伝統を守るだけではない。リニューアルを経て明るくなった店内には、一人でも気兼ねなく味わえるカウンター席や、グループでの議論に適した開放的な空間が同居する。レトロな雰囲気の中に最新の照明と空調設備が溶け込み、居心地の良さは格段に向上した。